こんにちは！千葉県千葉市に拠点を構え、高品質な設備工事や配管工事を手掛けていますカンコース株式会社です。
設備工事で使用される排煙設備には、さまざまな種類があります。
そこで今回のコラムでは、求職者の方に向け、代表的な排煙設備を挙げながら概要をお伝えします。
自然排煙方式
空調設備工事で使用されている排煙設備の1つに、自然排煙方式を取り入れた排煙設備があります。
自然排煙方式とは、機械的な力を使わずに煙の力だけを利用して排煙する方式のことです。
火災発生した際には、外に面する窓やガラリに設置されている排煙口を解放させて排煙を行います。
この方式のメリットは、機械的な力に依存しないので、停電時でも利用できる点と、常時換気として使用できる点です。
また、排煙装置を設置する際には、建築基準法と消防法で定められている基準のどちらも満たす必要があります。
建築基準法は、人の命を救うための基準となっている一方で、消防法は消火活動が行われやすい基準となっているのです。
機械排煙方式
空調設備工事で使用されている排煙設備の1つに、機械排煙方式を取り入れた排煙設備があります。
機械排煙方式とは、機械的な力を利用して排煙する方式を指します。
排煙の方法として、空調で使用するファンなどを排煙設備として併用する方法並びに、押し出し排煙方式や加圧排煙方式があるのです。
それら全ては、排煙口、ダクト、手動解放装置、排煙機から成り立っています。
機械排煙方式のメリットは、煙の流れや排煙風流をコントロールできるといった点があります。
加えて、直接外気に面していない部屋や、地下室などの離れている場所においてもまんべんなく排煙できるといったメリットがあるのです。
そのためには、停電時や災害時に備えて予備電力を用意しておくことが推奨されています。
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